中正紀念堂のある中正公園を出てすぐ、中山南路の交差点。
五叉路の真ん中には、鮮やかな色の
景福門(東門)があります。
清国統治時代、台北府城の城門のひとつで 現在の姿は改築されたもの。
数日前に
偶然通りかかった北門の方が、古いまま残っているもの。
午後は、友人と別行動で一人で街歩き。繁華街・西門を目指して歩きます。
交差点から西へ、総統府に向かって真っすぐ伸びる大きな通り。
国旗を掲げたアーチには、11月の
國父誕生記念日(孫文の誕生日)を祝う言葉が。
他の通りとは雰囲気の違う大通りです。
通りの両側は、緑の多い公園になっているのですが その一角に
美しい洋館が見えました。調べてみると、
台北賓館という建物で
もとは台湾総督の公邸、現在は要人を迎える迎賓館だそう。
さらに大通りを歩くと、
総統府が正面に見えてきます。
この日は歩道に人通りがほとんどなく、憲兵と書かれた制服を着た人たちが
付近の見回りをしていて 総統府が近づくにつれて緊張感が・・・。
1919年 日本統治時代に完成した旧台湾総督府庁舎で、現在も行政の中心である総統府。
赤レンガと白い花崗岩のコントラストが美しく、椰子の木も並び南国の雰囲気。
圧倒的なスケールで、画面に収めるのが難しいくらいです。
きれいだなぁと見とれる余裕もなく、数枚写真を撮って
素早く立ち去りました。
ライフルを手にした衛兵の脇を 一人で通る時には怖くてひんやり。
周りには憲兵や衛兵ばかりで、観光客や地元の人は全く見当たらなかったのです。
翌日の新聞で知りましたが、その日は
前総統が逮捕されるという事件のあった日で
特別な緊張感があったのかもしれません。あぁ怖かった・・。
でも総統府の建物は、本当に美しくて壮大なので 一見の価値があります。