淡路夢舞台とは、複合文化リゾート施設の総称で その中に国際会議場や
ウェスティンホテル・奇跡の星の植物館なども含まれています。
その淡路夢舞台の一つが、「
百段苑」と呼ばれるこの花壇。
山の斜面に階段状に並んだ
100の花壇に、世界中のキク科植物。
花壇は、幾何学模様のようなコンクリートの巨大迷路のようでもあります。
ジグザグと上ったり下りたりしながら、花を鑑賞。
斜面の下の方から階段で上がることもできますが、かなりの高さなので
エレベーターで一気に上ることもできます。その空中の通路から写したのが
ひとつ前の写真。部分的にバリアフリー対応。
コンクリートのエレベーターの塔に
ツタ植物がはっていて 景色に馴染んで
います。あと数年で覆われるかも?
淡路夢舞台のリゾート全体を設計されているのが、建築家・
安藤忠雄氏。
百段苑を初めて見ると、「山を崩してコンクリートで埋めるなんて・・」と思われる
かもしれません。ところが、実際はそうではありません。
この淡路夢舞台の広大な敷地は、もともと大阪湾の埋め立てに使う「
土砂の採掘場」で
岩盤が剥き出しの草木のない土地でした。そこにまず
50万本もの苗木が植えられ
震災復興記念事業として淡路夢舞台が完成し 緑豊かな土地に生まれ変わったのです。
そして2000年春には、「淡路花博・ジャパンフローラ」の会場となりました。
訪れると、緑の木々が まだ
10数年の若い木々であることがお分かりいただけるはず。
自然を壊してしまうリゾート開発とは、まったく発想が違うことに驚かされます。