2月上旬、立春を過ぎて 暦の上では新しい年のはじまりの時。
気持ちを新たに、一人で都内の
明治神宮に参拝に。
わりと近い所に住んでいるのですが、初詣の混雑時にはいつも行きません。
南参道。幅広くまっすぐと伸びる参道は、歩いているだけで清々しい。
この
明治神宮の森は、現在17万本もの立派な樹木が茂っていますが
実は 大正時代になって国内外から奉献された木を植林したもの。
かつての荒れ地が、今では原始の森のように育っているのは素晴らしいこと。
参道の途中、橋の上から御苑の清流が
拝見できます。この上流にある湧水の
井戸「
清正井」が、近年人気を集めて
いるそうですが 長い歴史のある場所。
この日は昼過ぎに御苑の入園券が完売
していて入れず、びっくり・・。
でもこの日の目的は、
参拝だったので まっすぐ御社殿へと向かいます。
明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社です。
平日でもさすがに参拝客が多く、場所柄 学生さんや外国人の多さも目立ちます。
本殿の手前には、両側に立派な
ご神木があります。
都心の繁華街にありながら、境内の落ち着きには 心から癒される気がします。
参拝の後は、神楽殿に立ち寄って・・・。
御朱印を授かりました。500円とやや高いのですが、ポストカード付き。
とても丁寧な文字で、美しい御朱印です。宮の字の「ノ」がないのは
古代からの伝統だそうで、お札の文字も同じです。
ーひとことー
ここ数年、スピリチュアルブームだとか 神社巡りをする「お詣り女子」などという
報道を良く目にしますが、子どもの頃から参拝の習慣が当たり前にあり 神社や自然を
大切に思ってきた私には、加熱気味の今のブームには 少々疑問もあります。
自分のご利益ばかりを求めるのではなく、日常的に
感謝の気持ちを持って
「いつもありがとうございます」というお礼を伝えるのが参拝ではないかと・・・。
(注:神頼み自体を否定しているわけではありません。)