人気ブログランキング | 話題のタグを見る
天河大辨財天社 参拝。その1
天河大辨財天社 参拝。その1_b0025850_21542776.jpg

大きな石灯籠のある参道を歩き、朱色の鳥居をくぐると 朱色の橋。
天の川のほとり、天川村の豊かな緑に囲まれた地に 天河大辨財天社(天河神社)は
鎮座しています。その始まりは、飛鳥時代にさかのぼります。

役行者が大峯山を開山したことは、これまでも書いて来ましたが
その際に 弥山(みせん/1895m)の鎮守として祀られたのが 天河大辨財天社の
始まりで、その後 弘法大師が修行した場としても知られています。
現在も、弥山の山頂に小さな奥宮あり(近畿最高峰 片道3時間半コース!)。

天河大辨財天社 参拝。その1_b0025850_2265943.jpg

天川村の名前の由来ともなっている神社で、その名の通り
境内には水が流れていて 手水も驚くほどの勢い!
真夏の暑さでも、とても冷えている水で清めます。

天河大辨財天社 参拝。その1_b0025850_22113239.jpg

本殿・拝殿は、石段を上ったところに。
境内には大きな木が多く、とても清々しい気に満ちています。
パワースポットとして有名になっても、場所柄 訪れている人は少なめ。


天河大辨財天社 参拝。その1_b0025850_22233885.jpg




境内に入ってから間もなくのこと
突然パーッと日が射しました。
森の緑が活き活きと輝き
歓迎を受けているような感じが。





天河大辨財天社 参拝。その1_b0025850_22263014.jpg

いよいよ石段を上りきると、拝殿の向かいには広い能舞台
芸能の神として知られる弁財天を祀るため、能楽をはじめ 様々な芸能の奉納が
行われています。天河に残る 室町・桃山時代の能面や能装束の宝物は貴重なもの。

天河大辨財天社 参拝。その1_b0025850_22343619.jpg

その舞台と向かい合っているのが、拝殿で 階段の先に本殿が見えます。
高台で風通しが良く、明るい白木が気持ちの良いお社で
祝詞が始まると、どこからか風が吹いたり鳥が飛んできたり・・・。


天河大辨財天社 参拝。その1_b0025850_2238847.jpg


五十鈴(いすず)
天河に古来伝わる とても珍しいご神器。
三つの球形の鈴が 三角形に繋がっていて
三魂(みむすび)の調和統一を表すもの。
繋がっているので重く、ぐわんぐわんと
ゆっくり大きく鳴りました。

ミニチュア版 五十鈴のお守りもあり。
(つづく)
by sumi2211 | 2011-06-09 22:22 | Travel -12 Japan 10 | Trackback | Comments(0)


<< 天河大辨財天社 参拝。その2 天河大辨財天社へ向かう道。 >>