奈良市写真美術館 ー入江泰吉ー
b0025850_013541.jpg

春日大社から、高畑へと歩いて来たのは この奈良市写真美術館
興味があったから。新薬師寺のすぐ隣に位置し、奈良・大和路の風景を
撮り続けた故・入江泰吉氏を記念して建てられた 写真専門の美術館。

b0025850_0173132.jpg

瓦葺きの建物は、周囲の寺院とも馴染み 静けさを感じさせます。
故・黒川紀章氏による設計。

b0025850_0213349.jpg

エントランス。
入り口では、全国の高校生による写真展が開催中でした。
白い布を使った仕切りが 涼しげ。

b0025850_0231492.jpg

ユニークな椅子が並んでいる様子は、鳥取の植田正治写真美術館を
思い出しました。どちらも 1990年代に開館した写真美術館です。

b0025850_0263094.jpg

ガラスに囲まれた 1階エントランスホールからは、静かな水面が。



b0025850_0273920.jpg

展示室は、すっぽりと地下にあり 階段を降りていきます。
ちょうどこの時の企画展は、平城遷都1300年記念「入江泰吉傑作選ー大和路ー
と題した展示の後期で 奈良の秋冬の風物詩をおさめた代表作ばかり。 

入江泰吉氏(1905-1992)は、奈良市に生まれ 戦後の半世紀に
わたって奈良大和路の風景・仏像・伝統行事や自然を撮り続けた 写真家。
その作品の多くは、現在も奈良の寺社、教科書、観光などに多く使われているので
入江氏を知らない方でも その作品を一度は目にされているのではと思います。


この奈良市写真美術館には、入江泰吉氏の作品を約8万点が収蔵されていて
そのうちの傑作といわれる数々を じっくりと鑑賞することができました。
どのようにして撮ったのかという神秘的な風景や、思わず手を合わせたくなる仏さま
奈良の魅力をこれほどまで深く 後世に伝える写真家は他にいるでしょうか。

寺社のポスターや書籍で すでに知っていた作品も、実際に大きなプリントで見ると
細部まで美しく とても見応えのある展示でした。良いタイミングで訪れることができ
幸運に思います。作品に触発されて、訪れたい場所がまた増えました。


b0025850_0444111.jpg


館内では、沢山のポストカード
写真集も販売されています。
左は 1950年代の東大寺遠景と
唐招提寺金堂の千手観音像。

奈良の各寺社で販売されている
仏像の写真は、入江氏の作品が多いです。



入江泰吉記念 奈良市写真美術館
奈良市高畑町600-1 奈良駅から市内循環バス「破石町」下車 徒歩10分 新薬師寺西側
高畑の4つの施設(当館・新薬師寺・白毫寺・志賀直哉旧居)共通の割引券あり。
詳しくは 奈良市写真美術館HPへ。
[PR]
by sumi2211 | 2011-07-20 00:58 | Travel -12 Japan 10 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://sumi76.exblog.jp/tb/15971225
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< 奈良のピラミッド? ー史跡頭塔ー 高畑の寺社を歩く。 >>