階段を上ると、いよいよ信貴山朝護孫子寺の
本堂です。
山の入口から、あちこちのお寺に寄って ここまですでに1時間。
階段下の霊宝堂では、
国宝「信貴山縁起絵巻」を特別開帳していたので
この機会に拝見。小さな資料館のガラスケースに ごく普通に展示してあり
間近に観ることができたので とても驚きました。(しかも貸切状態)
舞台造りの本堂は、何度も再建されていて 昭和26年にも焼失した
のだそう(昭和33年再建)。本堂には、覚鑁上人が850年前に納めたという
如意宝珠が祀られている
戒壇めぐりも。暗闇を手探りで歩きました。
本堂には、鎧兜を召された
毘沙門天王が祀られています。
力強い毘沙門天は、商売繁盛・金運如意・開運招福・心願成就の福の神。
額をよく見ると、毘沙門天の使いである「ムカデ」が彫られています。
ムカデは苦手なので・・・
福寅に注目。
本堂では お守りのほか大小さまざまな張り子の寅が並んでいます。
手のひらサイズのを頂き、満足気な母は「12年後の寅年にまた来よう」と・・!
本堂の舞台からは、信貴山の境内と
大和平野を一望。
小雨が降るほどの悪天候でしたが、吹き抜ける風が爽快で
山の上に来たなぁと思える 気持ちが良い場所です。
本堂階段から 境内を見下ろすと・・。
信貴山で、
寅年に紅葉を眺めることができ 深く心に残りました。
次は 2022年の寅年に、また母と訪れることができたらと思います。
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信貴山真言宗総本山 朝護孫子寺
奈良県生駒郡平群町信貴山
http://www.sigisan.or.jp/