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Cathay City を見学 ■5 授業
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さて、キャセイ本社ビル「キャセイシティ」の中央棟にお邪魔します。
手元の資料によりますと、49億香港ドルをかけ 1998年に完成した3つの棟があり
フライトや運営に関連するあらゆる施設が集約されている建物です。


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空港からのクルー専用のバスを
降りると、中央棟の玄関前に。
遠くに写っていますが、石の獅子
対で置かれているのが香港らしいです。

ガラスの渡り廊下で、トレーニングセンターの
ある棟とつながっています。(写真左奥)



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人の命を預かる航空会社ですから、警備は24時間体制できっちりとしています。
IDパスのない人は、玄関の自動改札のようなゲートを通れません。
当然IDのない私たちは、受付で入館許可をいただきました。

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エントランスには、大きなキャセイ機の模型も。
写っている黒いワンピースの女性は、社内を案内してくださった 笑顔の素敵な
広報さんです。お世話になりました。

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中央棟の中に入ると、大きな吹き抜けに天窓からたっぷり自然光が降り注いで
明るく開放感があることに驚かされます。私は会社員ではないので、こうした
立派な会社を見る機会が少なく、どきどきします・・。


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エントランスの床と記念撮影。
なんと、タイムカプセルが埋められて
いるのだそう。いったいどんなお宝が
入っているのでしょうね?



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毎日1000人以上の乗務員を含め
3000人以上の社員が利用する本社では
エレベーターにも工夫が。
奇数階と偶数階用に分かれていました。



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こうした案内がないと迷子になるほど
広いのです。ちゃんとキャセイカラーですね。



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社内の設備を見学する前に、まずは会社の概要をお勉強します。
私たちだけのために、スライドまで用意してくださって 30分ほど授業を
受けました。全て英語だったので、同行のキャセイさんが素晴らしい同時通訳

キャセイパシフィック航空の現在のグループの規模、ワンワールドについて、
香港国際空港の利点や、環境保護への取り組みやサービスの特徴などを
分かりやすく解説。私もノートにメモを取りながら、真面目に聞きました。


印象に残ったお話は・・
 ・運行中の機材は貨物も含め 137機。さらに97機を発注済み。(2012年秋)
 ・関連子会社も含めた香港での総従業員数は、22,700人で、香港の中では
  最大の雇用を生み出している会社の一つだということ。社員数は20,800人
 ・2006年 中国各地に路線を持つ AIR CHINAの株を持ち合い、同年 Dragon Airを
  100%出資して子会社に。グループ全体の運行便数は週176便に。

 ・「香港からフライト5時間の範囲に、世界の人口の半分が住む」という有利な立地。
  日本・中国・東南アジア各国やインドも圏内。アジアのハブとしての存在。

 ・HKIA(香港国際空港)は、カーゴ利用は世界1位、旅客利用は世界3位。
  ちなみに2011年 カーゴ(貨物)の2位はメンフィス、3位は上海。
 ・ハブ空港は、政府のバックアップとインフラの整備が不可欠で 政府と
  フラッグキャリアの連携がうまく働くことが重要。
 ・キャパシティが足りなくなるのが今後の課題で、3本目の滑走路を作る計画がある。

 ・strong home base carrier
  良いエアポートには強力なホームキャリアが欠かせないということ。
  直行便だけでなく、便利な乗り継ぎスケジュールが提供できるハブとしての空港。
    例:香港のCX、ロンドンのBA、シンガポールのSQなど

 ・キャセイの一番のプライオリティーは、「安全性」にある。
  全運行旅客機の平均機齢 10.7年。燃料効率の良い機体に買い替えも。
 ・オンタイムパフォーマンス(定時の出発)は90%以上を達成。


など、企業としてのしっかりとした理念や 今後の見通しまでお話し頂きました。
フラッグキャリアとして誇りや、使命の重さを語られていたのが印象的でした。

授業のあとは、いよいよクルーのトレーニングセンターを見学します!
(まだまだ続く)
by sumi2211 | 2013-07-06 01:46 | Airlines & Mileage | Trackback | Comments(0)


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