大坂本王子を過ぎ、上多和茶屋跡までは
逢坂峠を越えるキツイ登り。
標高700mに近づくと、森も一層深さを増し 古道は人ひとり分の細さに。
急な段の続く上りでは、写真を撮る余裕などありませんでした。
背中の荷物が6kgほどあったので、まるで何かのトレーニングようで・・。
「あ、
何かいるよ~!」
私たちの進む先に、急に現れ 横切る白い姿。
その正体は霧ですが、神々しい空気を感じ 山の神様のように見えたのです。
霧は一瞬にして姿を変えます。固まっていたかと思うと、サッと広がり消える。
木の根が古道にも這っているので、転ばないよう十分気をつけなければなりません。
さらに登ると、私たちごと霧に包まれることに・・。