写真展日和 @TOKYO
昨日・今日と続けて 東京で開催中の5つの美術展・写真展を観てきました。
あまりに沢山観たので、もう頭の中はグルグルですが ちょっとだけご紹介。

まずは、六本木ヒルズ 森美術館のこちら。
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森タワーの1フロア全てを利用した とても大規模な個展です。
杉本博司(1948-)氏は、世界の著名な美術館でも個展の行なわれる写真家で
この「時間の終わり」展では 1975-2005年に制作された約100点を展示しています。

上手く伝えることができませんが、作品展示空間見せ方 すべてが素晴らしく
今年(近年?)観た美術展の中で、最も印象に残るものになるはずです。
もともと作品集などでも好きな作品がありましたが、実際に とても大きなサイズで
しかも継ぎ目のない完璧な状態で オリジナルのプリントを見ると そのクオリティの高さに
驚かされます。また、余計な説明を省き 語られるのは作家の言葉が少しだけの構成。
作品のシリーズごとに、壁面の色や照明に微妙な変化をつけながらも 極力シンプルに。
オリジナルの木枠や 間の取り方にも作家のこだわりが感じられる 本当に贅沢な空間でした。

すっかり杉本作品に魅せられて、今年発売された評論集や雑誌の特集を読んでいます。
これだけ大規模な個展を観る機会は、日本ではそうそうないでしょう。会期は 来年1月9日まで。

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つづいて、上記とは対照的な写真展を。
東京国立近代美術館 『ドイツ写真の現在』展

ドイツの現代写真を代表する10人の作家を
それぞれ紹介するもので、絵画のような作品・スナップ風
デジタル合成写真などバラエティーに富んでいます。

左の作品は、Loretta Lux(1969-)。
また日本でも人気の高いWolfgang Tillmans作品も。


ドイツ写真の現在を知る良い機会でしたが、自分の好みから言えば あまり好きな作品は
ありませんでした。静かな狂気やどこか病的なものを感じ、クラクラしてしまったからです。
同時開催中の『アウグスト・ザンダー展』の方が、80年ほど前の肖像写真が
とても美しくユーモラスで 時代の古さを感じさせないなぁと、私には楽しめました。

さらに、国立近代美術館では 広くて見ごたえのある常設展示があり
ちょうど今は、横山大観の『生々流転』(40mの絵巻 重要文化財)が 年に一度の
特別公開中で、人のほとんどいない展示室でじっくりと観ることができました。
(ちなみに杉本博司展も、同時開催のダ・ヴィンチ展に比べると ずっと人が少なく静か。)

明日は、文化の日なので 『ドイツ写真の現在展』と常設展共に 無料で観覧できるそうです。
東京国立博物館の『北斎展』も、評判が良いので気になっています。
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by sumi2211 | 2005-11-02 23:06 | Art & Cinema | Trackback | Comments(4)
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Commented by matsumo_h at 2005-11-03 18:47
杉本博司さんの写真展は、是非見に行かなきゃと思っていながら、会社から近いにもかかわらず行けておりませぬ。あのビルに入っている某社のお仕事をゲットしたので、仕事で訪問のついでに行こうかなぁ、と思っております。
Commented by sumi2211 at 2005-11-04 21:33
matsumo_hさん★
お仕事おめでとうございます!杉本展は、会期が長いですし
そんなに混むこともなさそうなので、ぜひぜひ。
かなり広くて、作品数もあるので1時間くらい必要ですよ~。
Commented by izola at 2005-11-04 22:33
私もダヴィンチ展の後に行きました〜。
偶然にも後追いレポとなりました!(笑)
とてもいい展示会でしたね。
Commented by sumi2211 at 2005-11-05 15:38
izolaさん★
きっと見逃されることはないだろうと思っていました(笑)
ダヴィンチ展よりも、むしろ杉本展を目当てに行きました。
期待以上の展示でした。また観に行ってしまうかも・・・。


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