
奈良駅前のホテルに荷物を置いて、夕方は市内を散策することに。
母にどこか行きたい場所はと聞くと、「
古梅園」と即答。「・・こばいえん?」
書道をたしなむ人にはとても有名な 奈良墨の老舗だそう。
奈良駅前から、静かで古い裏通りをジグザグと10分ほど歩くと こちらの佇まい。
年季の入った看板と店構え。ガラス戸のところが直売店に。

店舗のお隣にも入り口があって、事務所や工房に繋がっていました。
母が商品をじっくりと見ている間、私は登録有形文化財でもある建物を見学。
古梅園の創業は、なんと
1577年(天正5年)!安土桃山時代のこと。

奈良墨の歴史は、1400年頃に興福寺で造られたのが初まり。
古梅園では、代々継承した秘伝により、上質の油煙墨を守り続けているそう。
店内に、「
御墨司 宮内省御用」という看板もありました。
老舗の
のれん。
店舗の隣の入り口には、道路側から
建物の奥へと
レールが続いています。
荷物を運搬する作業用のもの。
光に誘われ のれんをくぐると・・
時代が止まっているみたい。
ずーっと奥まで、レールが続いています。
これ以上 入れませんでしたが
墨の工房や蔵はとても広い様子。
秋〜春の製造期間中は、「
にぎり墨」の
手作り体験もできるそうです。
坪庭のような空間。

お店を後にし、通りの角まで来ると 工房の
奥行きが見えました。
ずーっと先まで土塀と蔵が続いていて、通りに面した店舗部分はそれほど
大きくはないので その奥行きに驚きました。
奈良の伝統工芸は、やはり歴史の古さと伝統の深さが違います。
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古梅園
奈良市椿井町7番地 京都にも支店あり。 *
古梅園ホームページ
1000円台のから10万円以上の墨も。硯や筆も販売していました。