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アルハンブラ宮殿 その2 -Granada-
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1238年 ナスル朝グラナダ王国の建国。
イスラムの宮殿 アルハンブラ宮殿Palacio de la Alhambra)の建設が始まりました。
現存する王宮はおもに、その後14世紀後半に完成されたもの。
1492年 キリスト教勢力によるレコンキスタ(国土回復運動)により、明け渡されるまで
スペインに残った最後のイスラムの城でありました。

写真は「獅子のパティオ Patio de los Leones
王宮の中でも、王のためのハーレムもあったという特別な場所。
金銀では無いので一見地味に見えるかもしれませんが、近くで見ると驚きます。

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全ての柱や壁、天井までもが精密な彫刻で埋め尽くされています。
柱は大理石、彫刻には漆喰の透かし彫りまでも。





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これはまだほんの一部。室内の装飾も 驚くばかりです。
どれだけの時間と手間がかかっていたのか・・・
イスラム模様のクローズアップも、お楽しみに。
(その3へ続きます)
by sumi2211 | 2005-01-16 15:31 | Travel -2 Europe | Trackback | Comments(6)
Commented by dicotomia at 2005-01-16 17:38
うわあ~! ホントに驚愕ですね!!
この細かい幾何学模様が破綻なくびっしりと敷き詰められている、
その技術に感嘆します・・・!
職人さん達は何を想いながらこれを彫っていたのでしょうか・・・!?
実際、地元工夫たちにはイスラムへの信仰心はあったのでしょうか??
(すみません。 スペイン史に疎いです・・・。)
Commented by cafe_con_azucar at 2005-01-16 20:50
本当にアルハンブラ、イスラムの技術はスゴイですよね~。
一体どこからどうやって彫りはじめたのか???考えれば
考えるほどスゴイなぁ・・・と感心するばかりですよね。
イスラムの建築って 水音、暗い場所から光のあふれる空間へ
静けさも漂ってて、五感に響く建物だなぁ・・・と思いました。
Commented by sumi2211 at 2005-01-16 23:31
dicotomiaさん★
この彫刻を作った人々について私も詳しくは分かりませんが
700年も前のことで、現代のスペイン人を思い浮かべるとそれは
ずいぶん違うと思います。当時は今のモロッコのように、もっと
街自体がイスラム世界で、住んでいる人もアフリカやアラブの血が
多く入っていたと思われます。だから信仰心あるはず・・・
余談ですが、「グラディエーター」という映画で、中世のアンダルシア
地方のシーンは、モロッコで撮影されたそうです。
Commented by sumi2211 at 2005-01-16 23:37
cafeさん★
全部同じ人が彫ったのでは?と思ってしまうくらい整っていて
見れば見るほど気が遠くなる感じですよね。
このパティオの光の眩しさと、一歩中に入った時の暗さは
とてもコントラストが強いですよね。この時は見学者が多かったの
ですが、もし人が少なかったら怖いくらいの迫力があると思います。
Commented by halfmoon81 at 2005-01-17 07:19
アルハンブラ宮殿、是非行ってみたいです。
sumiさんの写真は、とても鮮明なので観ていて迫力がありますね。クリスマスにモロッコへ行ったのですが、こんなすごい宮殿は ありませんでした。モスクもイスラム教徒じゃないと中に入れなくって残念でした。
Commented by sumi2211 at 2005-01-17 13:30
haifmoon81さん★
モロッコでは、古都メクネスで アルハンブラに色をつけたような
美しい王室の廟を見学しました。たしかに殆どのモスクは、旅行者
には中に入れませんよね。王宮も塀の中は見えませんし。
モスクは、外から覗くだけならいいよと親切に仰る方もいました。
アンダルシアとモロッコ編と比較できたら面白いと思います。


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