いよいよ石段を上って
貴船神社の境内へ。
色鮮やかな84基もの春日灯籠は、貴船の紹介では必ずと言っても良いほど有名。
実際に見てみると、ずいぶんと新しいようです。
というのも、まさにこの日(2010年)
LEDで節電できる灯籠の新設工事が
行われていたのでした。
鳥居の近くには、ブルーシートも。
年末に工事して、お正月に備えたのだそう。
上まで上ると、貴船川を見下ろすように 舞台造りになっている建物がありました。
座るところもあるので、ひと休みしても良さそうです。
ちょうど雨が上がって、歩きやすくなりました。
その向かい(山側)に、本宮の
拝殿と
本殿があります。
現在の建物は、平成17年に立てられたため まだ白木の色が美しい。
貴船神社の創建年代は不詳ですが、現在の場所に移築されたのは 天喜3年(1055)。
拝殿の石垣の前に、大きな神馬の像があります。
古来から生きた馬を捧げて 雨乞いが行われていましたが、平安時代に
絵馬に替え
奉納するようになったと言われ、絵馬発祥に関わる社と伝わっています。
本宮の祭神は、高おかみの神。(おかみ=雨かんむりに口三つ、その下に龍の文字)
鴨川の水源地・貴船において、雨を司り
水を供給する神さまです。
平安時代に 和泉式部の復縁祈願が成就したことから 縁結びとしても知られています。
御神木 樹齢400年の桂。
大木の廻りを小さな木が囲んでいるように
見えますが、根元は同じ木なのだそう!
高さ30mあり、上へいくほど枝が広がり
圧倒される存在感があります。
青葉も見てみたいものです。
天津磐境(あまついわさか・石庭)。
貴船川から産まれる貴船石は 庭石として大切にされ、その保存のために
つくられた石庭。作庭家・重森三玲氏の手がけた庭だと 今になって知りました。
鳥居をくぐった頃は 雨が強くなっていたのですが、参拝する頃には光が射し
神様の庭に 神様が
降りて来られたのだなぁ!と感動して写した一枚。
続いては、水のおみくじを・・