ディナーのための、外のテーブル席。
夕方になって少し涼しくなってから、ソファーでゴロゴロ。
そして食事がデザートの頃になると、ホテルによる
タムタムの演奏が始まります。
夜になると砂丘は闇に消えて見えなくなり、静かな静かな空気を振るわせる
パーカッションのリズム。歌もメロディーもありませんが、曲に聴こえるのは不思議。
ベルベル人の太鼓のことを、タムタムと呼ぶそうです。
大きく音の低いものから、小さく音の高いものまで10個以上。
一曲の中には強弱の波と様々なテンポがあり、とても心地よいのです。
中東・イスラム音楽というより、それは
アフリカ土着のリズム。
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日によって、演奏するメンバーやタムタムの構成も変わり
お客の
盛り上がりによっては、演奏時間も長くなるようです。
初日の夜は、モロッコ人・フランス人・イタリア人・スペイン人など 様々な国の
宿泊客が一緒に タムタムに合わせて
歌ったり踊ったり。
アジア人は私たち二人だけだったので、モロッコ人の陽気なおじさんが
「♪カワサキー、ホンダー、トヨター♪」と知っている単語を並べて歌ってくれました。
ディナーは皆で同じ時間に並んで頂くので、ホテルで宿泊客同士もコミュニケーションが
とれるのは、素晴らしい体験。とても
暖かいホテルなのです。
シーズンオフで、お客が20人前後と少なかったのも 良かったのかもしれません。