パレルモからバス(往復券€11)で2時間、シチリア島の南側に出ます。
その地中海を望む丘にある町
アグリジェント(
Agrigento)を訪れました。
コンコルディア神殿(
Tempio di Concordia)
紀元前450年頃に建造されたギリシア神殿。
これほど完全なギリシア建築が、南イタリアの町に残っているとは本当に驚きました。
ちょうどこの10日ほど前に訪れたアテネのパルテノン神殿の姿が
重なって見えるようです。
こちらは
ディオスクーリ神殿(
Tempio di Dioscuri)
大地震などで一部しか残っていませんが、近くで見ると高く迫力があります。
このまわりには、かつての円柱の跡や、壁の一部も見られます。
これらの遺跡が点在する考古学エリアは、「
神殿の谷 Valle dei Templi」と呼ばれ、
ユネスコ
世界遺産に登録されています。
紀元前5世紀には、海を渡った数十万人の
ギリシア人が大都市を作ったという様子が
想像できますか?