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西塔門テラスの入口
まっすぐ参道を進むと、正面に階段があり 西塔門テラスへと上がります。
階段の両脇には シンハ(獅子)の像が、お出迎えを。
ここから見ると、塔の数は3本に見えますが とても複雑な構造になっているのです。
塔は何本立っているのか・・・遠景は後ほど ご紹介します。
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第一回廊
さて、テラスに上がって サイドを見渡してみます。
この第一回廊は、中央の塔を囲むように造られていて その中を歩くことも可能。
その内側に 第二回廊があり、回廊だけでも二重構造になっています。
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十字回廊
正面から第一回廊に入り、第二回廊へ行く
には この十字回廊を通ります。
回廊の天井や柱は、完成した当時に
塗られた
朱色がうっすら残っていました。
さらに金箔が貼られていたという説も・・。
アンコール・ワット内部には、いくつかの
仏像が祀られていますが、もともとは
ヒンドゥー教寺院だったため、仏像は
後世に祀られたものだそうです。
こちらも十字回廊。
ガイドブックを見つつ
現在地を確認して
歩きました。
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十字回廊の柱に飾る
透かし彫り。
柱のひとつひとつに、隙間なく彫られ
ていて その技に驚かされます。
よく見ると、模様の真ん中に神の姿!
アンコール・ワットが建設されたのは
12世紀。(
1113~1145年頃)
これだけきれいにレリーフが残っている
のは素晴らしいですね。
こちらも柱のひとつ。浅めの彫刻。
柱や壁面には、ストーリー性のある
古代ヒンドゥー教の神々が描かれています。
壁に彫られた
女神(
デバター)。
手の届くところにあるため、胸のあたり
がツルツルになっていました。
世界遺産を大切に思うなら、
そんなことはできないはず・・・。
(3へ、まだまだつづく)